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『東京五輪まで不動産は高い』と言われるのは?

2019年11月23日

今日も身が締まる気温ですね。私も気を締めて行かなければと感じる朝でした。

土日のブログ担当の不動産フリーク部長です。

今日は巷の不動産会社担当者さんが皆さんおっしゃる『東京五輪まで不動産は高い』について実際のところを書かせてもらいます。

 

東京五輪まで。これが当てはまるのは【東京都心の商業地のみ】です。実はこれが実情です。住宅地でも都内の有名な駅の一部は関係ありますね。都内の23区でもこれが当てはまらない地域の方が圧倒的に多いです。ですが、不動産の流通の仕組みをよく分かっていない営業が言い始めて、売主がそう認識し、相場が少しづつ上がり…という具合に関係のないエリアまで相場のベースが上がっています。

売主さんの立場で言えば良い流れであった時期です。住宅を購入したい人の立場では良いとは言えない時期であった数年でした。

この適正とは言えなかった相場も終焉を迎えます。とはいえ別の要因で、もう下がっているエリアもありますし、もっともっと下がるであろうエリアがあります。例をあげると、羽田空港発着の国内線が本数を減らす試験飛行を行っていますが、新航路には都心の上空が含まれており、結構な数が上空を飛行する予定です。このエリアはマンションも戸建も多く、かつ投資用でマンションを運用をしているかたもいらっしゃるのでかなり相場が変動しております。

あとは2,022年に生産緑地の解除期日を迎えます。これは地主さんが納税額を下げるために生産緑地にしているケースが少なくなく、この期日を迎える日やその前からの時期に一気に住宅用地が溢れ不動産会社が購入して住宅供給戸数が増えると想定されます。こうなると1戸あたりの単価が下がり、その周辺地域まで下がると予想されています。この生産緑地が多いのが東京都内では練馬区と世田谷区であり、その周辺の区も大田区や杉並区といった有名エリアが存在します。

この2点だけを見ても東京都内の相場は多くの地域で下がると予想されています。また都内23区の相場が下がると必然的に東京都その他のエリアや神奈川エリア、千葉埼玉エリアも下がると思われます。

この下げ幅は今回の東京五輪による値上がりよりも目に見えて大きな価格差となる可能性があります。そうなると今度は住宅を購入する方には良い時期となりそうです。

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不動産フリークがお届け致しました。